月探査機キット
組立解説書
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上の写真は月探査機キット(Lunar Prospector Space Craft (tm) SCIENCE KIT)の完成写真です。 写真をクリックするとさらに様々な角度から見た5枚の写真が見られます。この組立解説書は2枚のレーザーカットされたパーツシートの組立を解説しています。SCI社が販売しているパーツシートはリソグラフィー加工技術で金属フォイルを正確に配置してあるものです。組立解説書、ファクトシートおよびプレゼンテーションガイドなどがすべて含まれたキットも用意してあります。
組立には次のものが必要です:
- マニキュアばさみの様な小型のはさみ。これはレーザーカットシートからパーツを切り離すのに使用します。
- 木製の楊子。糊を付けるのに使用します。
- 木工用の糊。美術店などで売られている粘度の高い白い糊も使用できます。また、スティック糊のような水分の少ない糊も必要です。
- 円筒状の物体。単一乾電池くらいのサイズのものです。ソーラーパネルに曲面を付けるのに使用します。
- 場所。十分な照明のもとで楽に仕事ができ、糊を乾燥するのに適した部屋が良いでしょう。
- 時間。時間に十分な余裕がある時に組み立ててください。キットの組立には3時間以上かかることがあります。
- 忍耐。試行錯誤で行うことがあるかも知れませんが、そのような時でも十分な時間をかけ細心の注意を払ってください。それは驚くほど正確で美しいNASAの月探査機モデルが完成することで報われます。
- オプション:このモデルでは球状の燃料タンクは平面状の円で表現されています。これは完成後にはよく見えるものではないですが、実物により近いように球状の物体に置き換えることもできます。特に、アルミフォイルをつぶしてボール状にしたものが良いでしょう。実際、燃料タンクはアルミニウム製の断熱カバーで覆われていますから、アルミフォイルの様に見えます。
- オプション: このモデル用のスタンドを作りたいと思われるでしょう。簡単なスタンドは針金を使って作ることができます。模型店で購入できる真鍮製の針金または衣装を掛けるハンガーの針金を使うこともできます。長さは50cmもあれば十分です。また、スタンドはキット組立中にパーツを支えておくのにも便利です。針金を使用してスタンドを作る場合は、目にけがをしないように注意してください。特に、針金を切断する時などに飛び散る断片が目に飛び込まないよう十分注意が必要です。右の写真はクラフト店などで購入できる柔らかい鉄製の針金を使ったスタンドの例です。
- オプション:必要ならばヘヤードライヤーを使用して糊の乾燥を促進させることができます。このときはパーツが飛び散らさないよう注意が必要です。
組立を始める前に:
- 2枚のシート上の全てのパーツを調べてください。そして、パーツ名も確認してください。
- パーツをパーツシートから切り離すときには切り離し点に注意してください。また、パーツを折り曲げるヒンジにも注意が必要です。
- 全ての説明を熟読してから始めてください。また、パーツと説明図を良く見くらべてください。
- SCI社の月探査機のファクトシートや月探査機ミッション のウェブサイトをよく見ておいてください。
- 方位の確認:下の探査機の写真を見てください。この組立解説書では写真に示すように“上”(UP)は通信アンテナ(ANTENNAS)の方向とします。“下”(DOWN)はその反対方向と定義します。この組立解説書では“頭部”、“底部”、“上部”、“下部”はこれを基に解説します。また、“船内”は探査機の中心に向かう方向と定義し、“船外”はその中心から外へ向かう方向とします。探査機のパーツ上には取り付け方向が解るようにマークがしてあります。
注意事項:
- この解説書に折り曲げる方向が記載されていない場合には、折り曲げ方向はどちらでも構いません。
- パーツシートからパーツを切り離すときには、切り離し点に残っている部分を完全に切り落してください。しかし、組立に必要なタブは切り取らないよう注意してください。
モデルの組立:
以下の各ステップをクリックすればステップごとの図解した解説が表示されます。複数の人が作業する場合は* が付けてあるステップは同時に行うことができます。また、糊が乾燥する間にこれらのステップを行うこともできます。
おめでとうございます!
月探査機キット(LUNAR PROSPECTOR Space Craft (tm) SCIENCE KIT)の組立が完了しました。 この探査機の主要な構造や搭載科学機器などがご理解いただけたと思います。是非、月探査機 のウェブサイトを訪れてみてください。探査機、ミッション、新たな発見についてより詳しくご覧いただけると思います。また、次のSCI社のウェブサイトに訪問することもお忘れなく。
お願い
これは組立解説書のバージョン1です。もし、間違いなどありましたらお詫びいたします。また、この解説書をより良いものにするための提案などありましたら電子メールでお知らせください。
ありがとうございました。
Dave
キットデザイナー |
月探査機モデルについて:
このモデルのスケールは約1/25です。モデルの3本の科学機器ブームは1Gに耐えられますが、実際の探査機では細いグラスファイバー製トラスのブームはこれに耐えられません。月探査機は中央のZ軸を中心に約12RPMの一定速度で回転します。
同時に行えるステップ
複数の人が作業する場合などは * が付けてあるステップを同時に行うことができます。また、糊が乾燥する間にこれらのステップを行うこともできます。
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